三線と胡弓の教室と楽器の販売、買取をしています

三線用の絹絃(唐絃)販売しております。

京都製沖縄絹絃ではなく、無漂白の「唐絃」です。

卸元から直買いしております。

ご希望の方はご連絡ください。

基本切り売りです

三線の長さ

既製品の沖縄絹絃とされるものはおおよそ長さが現代型の大真壁型くらいの長さで切られていることが多く、糸蔵が長いタイプの与那城型や平仲知念などの場合一番絃の長さが必要な女絃(ミージル・3絃)が足らないロットがかなり出回っています。また、特段糸蔵の長い江戸与那型や糸蔵長とも呼ばれているタイプの与那城型などの場合「中絃(ナカジル)」も長さが足らない場合もあります。

基本的に絃をとりつける形を教えてください。

注意点として唐絃は京都製の沖縄三線絹絃と同様で(もっとも京都の絃業者さんがもともとあった唐絃を見本にして作ったためかなり特長が似ているのですが)現在の流通しているナイロンやテトロンやエナメルなどを原材料とした化学繊維性の絃の太さとバランスと柔軟性がかなり異なります。

以下のことに注意してください。

現在、三線として製作または組み立てをして販売されているものの中で絃の太さにあわせて「範」(ムディ・糸巻き・からくい)に空ける糸を通す穴の大きさ(穴の直径)を変えていないものの場合、男絃(ウージル・1絃)が「範」の穴にこういった絹絃が入らない場合があります。(大多数が通らないと思ってください)その場合、ドリルやキリを使って穴を拡大する必要があります。(最悪絃の先端をななめに切って無理やり通すこともできますが、無理やり入れた分だけ絹絃の穴から出た分に絃を張っている力がかかりすぎてそこから切れる場合があります。)

もしお近くの方でしたら、絃が通るように穴を拡大する加工をいたします。

価格等に関しましてはご連絡ください。

 

注文連絡先06-6622-6544、090-3611-9712(山内)

 

沖縄県内の本来の民謡研究所(教室)のスタイルで指導しております。

「琉球民謡・古典・八重山古典民謡・与那国民謡・琉球胡弓教室」
◎大阪府次世代育成支援対策の一環としての子育て世帯を社会全体で応援する「まいど子でもカード」協賛店

琉球民謡恒絃会大阪教室 会主認定講師 山内朝喜指導
恒絃会会主 津波恒徳(平成18年度沖縄県文化功労賞 琉球民謡保存会名誉会長)

当教室は沖縄県内の民謡研究所の形態にて運営しております。

民謡の背景や意味を含め指導していきます。

音楽的技量や経験等習いに来られる方により千差万別ですので、

基本、生徒の方向性に合わせて指導いたします。

もちろん、友人や知人と一緒に来ていただいても構いません。

出張教室も受付しております。

お子様から、年齢制限ございません。

小学低学年からの音楽教育にも対応いたします。

月謝前払い月3000円(出張教室の場合は要相談)

楽器をお持ちでない方は、原則ご購入いただきます。

レンタルはやっておりません。

理由は三線という楽器は練習用ならば、廉価で買えるものであり、

本気でやりたい人なら実際買うはずです。

なので、原則ご自分で用意ないし、こちらからお買い求めください。

唄三線は学問ととらえております。

せめて、ギターやバイオリンを志すものと同等と考えてください。

当教室はカルチャースクールではございません。

また、曲を覚えてこられたら、慰問などの演奏活動に参加などにも一緒に参加するなど、そういったことをご希望の方には上達するにつれ活動の幅が増えてまいります。



「演奏依頼承っております。」

本来の沖縄本島や石垣島、八重山、与那国民謡などをご要望に応じて演奏させていただきます。ただし、ポップスメインでの依頼はお断りしております。

福祉目的や地域活動などの慰問等ボランティア活動もお受けしておりますので、

ご連絡いただけたらと思います。



「沖縄県産三線・胡弓・太鼓など販売します。」

胡弓は基本的に販売も使用するのも「照屋の四絃胡弓各型」となりますが、三弦胡弓も受注販売しております。(指導も可)

三線は沖縄県内の製作者の方々から直接仕入れております。

また、古物商として琉球楽器を主体に買い取りをしております。

修理も行っております。

 

 

「まいど子でもカード会員特別割引・優待」

まいど子でもカード協賛店に加盟しました。

会員の方には

1、三線の簡単修理を無料でいたします。
(お電話やメールの際に詳細な内容をご連絡ください)
2、沖縄のことにつきまして、質問等ございましたら、わかる範囲お答えします。
3、お子様の入会にあたってのご相談、体験は無料でうけております。

4、月謝を500円値引きいたします。

上記4点電話および、メールでご連絡いただきましたらいずれか可能です。ご連絡の際「まいど子でもカード」HPを見てと一言お願いします。

 

「妊娠中もしくは1歳までのお子様がおられる方へ」

生の演奏を赤ちゃんに聞かせてみませんか?

よければ妊娠中の話等もいろいろできたらと思います

初回のみ交通費程度で出張ライブいたします。

 


 

 

浅地紺地
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リサイタル情報

12月2日(日)

沖縄市民会館にて津波恒徳・津波皓瑛のリサイタルがあります。

 

アメリカでは厳しい取締り対象である黒檀(エボニー)

アメリカ国内の絶滅危惧種の取引を規制した1900年制定のレーシー法(Lacey Act)が2008年に改正され、海外からの違法木材の取締まりにも適用できるようになった。この改正レーシー法により最初に摘発された会社が楽器メーカーのギブソン・ギター社である。この事件は、2009年11月、ギブソン・ギター社のテネシー州内の工場からマダガスカル産の絶滅危惧種であるエボニー(黒檀)などが見つかったことで発覚した。アメリカ野生動物局がレーシー法(Lacey Act)に基づく権限により行っていた捜索中のできごとで、去る6月4日には、アメリカ司法省(DOJ)がギブソン社と木材供給業者のセオドル・ナゲル(Theodore Nagel)社を容疑者として提訴した。
今回は民事事件として提訴されたものだが、その内容は次のようなものだった。「ギブソン社から押収した原材料のエボニーは、ギブソン・ギターのフィンガーボード(ネックの部分)用に加工された状態で、ドイツのナゲル社からギブソン社が入手したものだった。ナゲル社はそのエボニーを全てマダガスカルの供給業者であるロジャー・スナム(Roger Thunam)氏から入手していた。マダガスカルではエボニーの収穫(伐採行為)は禁じられており、また、未加工のエボニーを輸出することも禁じられている」と。
改正レーシー法は、アメリカ国内外にかかわらず、当該国の法律に違反して取得した植物及び植物製品を国際的/州間で取引する場合の輸出入、輸送、販売、受け取り、取得、購入を違法行為としている。つまり、貿易と国内取引のすべてを対象としており、製品に関しても丸太や製材から合板や紙など最終製品までを対象にした非常に広範囲に適用される規制であり、今回、ギブソン社のケースもあてはまる。
今回の提訴では、ギブソン社内でやり取りされていた電子メールの記録も引用された。提訴には次のように書かれている。「あるギブソン社の従業員のメールには・・・『私たちギブソン社の楽器に相応しい本当のエボニー種というものはマダガスカルでしかみつけることはできないエボニー(学名Diospryos perrieri)なのです。・・・この種は成長が非常に遅く、マダガスカルでは保護もほとんどされていないため、この種を採取して産業用に供給するということは過剰採取になり易く、自然環境下での種の存続にとって深刻な危機をもたらすことになるでしょう。・・・』といったことが書かれており、事実、このメールを書いた従業員は、2008年の6月にマダガスカルに2週間半滞在している。帰国に際し、彼が書いた電子メールには次のような記述もあった。『私はギブソン社および関連する2つのギター製造業者を代表してここにやってきた。・・マダガスカルでは汚職や盗みが広まっており、貴重な木材であるローズウッド(紫檀)やエボニーが餌食にされているため、全ての合法な木材の輸出は禁じられている・・・・』。さらに、2009年2
月25日、同従業員は、エボニー入手問題を長期的に考えた上でマデラス・バーバー社に対して次のような電子メールを出した。『長年この商売をやってきた。多くの人が合法的な材料の収穫を手伝ってくれるのではないか。ロジャー・スナム氏などは、もうそろそろナゲル社にローズウッドやエボニーを供給すべきときじゃないか。灰色のマーケットを通してな・・・』」。
すなわち、提訴文は、ギブソン社従業員が、マダガスカルのエボニーをギター材料として求めている事実、エボニー採取が同種を絶滅に追いやる危険性のあることを十分認知していた事実、さらに、それを持ち出すことが違法であることも熟知していたという事実を、そして最終的にはロジャースナム氏やナゲル社の名前まで出して上からの支持で密売に関与した事実を電子メールの記録から明らかにしているのである。
さらに、司法省側(検察側)は、裁判所に対して、ギブソン社やナゲル社が申請しているエボニーに対する所有権の行使を拒否するように求めた。というのも、所持すること事態が違法なものであるためだ。マダガスカルの法律では未加工品の海外への輸出も販売も禁じられているのだ。また、こうした状況を受けて、政府、司法省側は刑事告発にも踏み切る構えだ。
今回の事件はギブソン社ばかりではなく、環境NGOの熱帯雨林同盟(Rainforest Alliance)にとっても恥ずかしいものとなった。熱帯雨林同盟は環境に優しい製品にお墨付きを与える認証制度を様々な品目で展開しており、熱帯林地域の持続可能な発展に寄与してきているが、ギブソン社のCEOのヘンリー・ジャスズキュイクス(Henry Juszkiewicz)氏はこの事件発覚前まで熱帯雨林同盟の理事であり、熱帯雨林同盟はギブソン社の使う木材に認証を与えていたためである。
レイシー法の精神は、国々がともに尊重しあって、両国の森林や経済を守ることにあるという。レイシー法はアメリカの法律だが、他国の法律を支持して、当該国の環境や経済にも貢献しようとの意図がある。例えば、丸太や製材品の輸出禁止や輸出制限策を採っている国であれば、レイシー法がそれを是認し、その法律に違反してアメリカに入ってくる木材を取り締まる。それにより、通常、貧しい木材生産国は、森林も守れるし、付加価値を地元に回すこともできるようになるということになる。
また、レイシー法は、アメリカの企業や消費者が違法な行為に間接的に貢献しないよう、そして、アメリカ内外の環境破壊に貢献しないよう担保する法律でもある。さらに、レイシー法はアメリカの生産者の競争条件を平等にする意味も含んでいる。つまり、違法な物が出回ることで、正規のものが安く売られる、あるいは売れ残る。これらによる差額コストは推定で10億ドルと言われており、こうした損益を防ぐ意味も含んでいるという。
しかし、現在のレイシー法の運用では、楽器メーカー等に混乱や、短期的には恐怖心さえ引き起こしているという。プロのミュージシャンを違法者として扱う法律ではないかとか、楽器に使われている高級木材がインドのものか、マダガスカルのものかを探ろうとしているとかの議論があるが、そうした個別の話はこの法律が対象とするものではない。FWSも常に言う。「レイシー法は、違法な木材の密輸・取引を調査し、取り締まることが目的であり、個人をどうこうしようとするものではないのです。こうした法律は世界の森林の保護を考えた場合には必要なものです。・・・今回問題にしているような黒檀や紫檀は、合法に生産されている地域もありますが、一般には過剰に採取されていて、地球上ほぼどこでも存続が脅かされています。楽器メーカーの人々は自分たちの作る楽器により、森林が破壊され、将来世代に禍根を残すことを良しとしているわけではないと思っているはずです」と。
なお、今回のギブソンギターへの捜索の件で、政府は詳細を公表していないが、捜査令状を取得するための供述書の内容からは以下のようなことが分かっている。すなわち、今回のギブソンのレイシー法違反は、黒檀・紫檀のインドからの輸入に関して虚偽の申告をした容疑である。インドから輸出された問題の製材品は関税規則(HS 9209)に対する違反で、インド政府が輸出を禁止している製材品(HS 4407)を輸出したこと、それを輸入する時に合板として申告したこと(HS 4408)が問題となっている。供述書によれば、「積み荷として提出された文書は、インドからの輸出品としても、アメリカ側のレイシー法に対しても合法を装っている。・・また受け取り側も、合板ではなく製材品を受け取ることを知っていた」とのことである。供述書では、上記と同様な形で申告されて、インドから輸出された紫檀・黒檀は、過去2年間で11回にのぼるという。

去る2011年8月24日、アメリカ野生動物局(FWS:Fish & Wildlife Service)は、ナッシュビル、メンフィス、テネシーの3ヵ所のギブソンギターの工場をレイシー法違反の疑いで再び家宅捜索し、ギター材料の黒檀、紫檀を押収した。FWSは2009年にギブソンギターのテネシー工場から黒檀を押収し、現在公判途上にある。これまでの公判で、ギブソンを有罪とする有力な証拠が提出されているが、ギブソン側は罪状を否認する姿勢を崩していないようであり、今回のFWSの強硬な姿勢が同裁判にも大きく影響しそうである。

 

WWFジャパン正会員:山内朝喜

WWFID:2011060208

2011/12/19AM08:07記入

 

琉球諸島は世界でもっとも東に位置する黒檀の自生できる島々

よくみなさんが、高級材として聞くリュウキュウコクタン(八重山黒木や琉球黒木)ですが、なぜ八重山産ばかりが出回っているのでしょうか?

もっとも沖縄本島にも奄美大島北部でさえ最低100年以上(現在の樹齢)のリュウキュウコクタンが生えています。しかし、ほぼ絶滅状態と考えてください。答えは簡単です。沖縄本島の黒檀は、第二次世界大戦時の集中砲火により壊滅的打撃をうけ、大きな屋敷があった地域もアメリカ軍当局の土地整理などにより、多数が住民の見ている前で引き倒され現在入手可能なリュウキュウコクタン材の家屋など数十軒もないでしょう、それが解体されることはまずありません。かなりの確立で、その建物が建っている自治体や県から文化財指定がかかっているからです。しかし、今年から数えて、やがて数年で終戦70年を迎えます。昭和35年頃に大規模にやんばる地域山間部に大量の黒檀が植えられました。ちょうど50年になります。来年にも民間の手により千本以上の植林が予定されているようです。このような生物としての商業用に向けられるだけのサイクルが整っていなければ、このままでは、琉球全域の保存樹木以外の黒檀は絶滅してしまうでしょう。(すでに八重山紫檀は個体数がたったの5本しか残らないまで伐採され、現在1本立ち枯れ状態。事実上四本生きている、八重山紫檀はハマシタンのことではなく、ハマシタンはミズガンピの別名である。リュウキュウコクタンを含めて3種類とも県条例により伐採禁止樹木に指定されている。)ちなみに戦後の名工「喜屋武(長盛)」「又吉」といわれた二名の名工のうち「喜屋武」の系統であり、昭和二十九年に発行された「池宮喜輝」先生による著作「琉球三味線寶鑑」に掲載された、故「照屋勝市」氏は戦後八重山の複数あった三味線店に自らが製作した棹や、材木を販売したそうである。名目は「八重山黒木」これは、不正でもなんでもなく、当たり前の流れの話であるが、八重山黒木を大量に消費していたのは、八重山ではなく沖縄本島であり、照屋勝市氏だけではなく、ほかにも多数の三味線店が八重山へ逆輸出していた。これは、石垣島の故「野原政佑」氏や与那国出身で去年急逝された南風原町の「福峯(譜久嶺)衆司」氏も生前沖縄本島から八重山黒木を購入した話をなされていた。

また、ここで疑問に思われるかもしれませんが、宮古黒木が無い理由は宮古は八重山のように地形が複雑でなく、土地がやせすぎているきらいがある。よって、穀物にみてわかるように山がちで割合肥沃な八重山には稲作田などが多数あった。大して宮古は粟を頂点に畑作にて、やせた土地でも育つ穀物が多数取れていた。(足らないから奄美同様ソテツが使われていた)よって、より土地が痩せていた方がよく締まるといわれる黒檀でも育ちにくいほどの環境であり、多良間をはじめ、宮古群島にもリュウキュウコクタンは現在も生えているが三線を一本丸取りできるほどの、幹が育たず、戦前の宮古産のリュウキュウコクタンにより、製作された三線には複数個所で接がれてピン止めされ製作された名器が有るほどである。さらに、八重山も、入りやすい市街地や墓などへの爆撃などで、少なからず八重山黒木の損傷はあり山に入って伐採したものや、与那国を介して台湾やフィリピン北部に、生息しているリュウキュウコクタンの近似種と混合され石垣島を経由して那覇へ送られていた。そのため、石垣市の市街地の三線店は、石垣島内にて入手するより、沖縄本島の戦前から続く老舗に注文するほうが今となっては不思議な話しではあるが、確実に上質な八重山黒木が購入できたそうである。現在は、前述の喜屋武三味線店系の作者と、琉球大学の農学博士により、ルーペにより密度など複数の見方で、材質の鑑定が可能になり、昔のようにわざわざ削った黒檀粉を食べて、鰹節みたいにぱりぱりしているなら外国産、かんでみるとむちむちしてくるのが八重山のようなものや、削り粉の香りによる鑑定法よりも具体的な簡易鑑定法が確立されてきている。もちろん、植物などの分析機関にさえ持ち込めば、なんという種類の黒檀なのかまたその種類の中で、どのへんの産地のものかもわかるのは当然で、伐採してからの年数もいくらごまかそうにも、伐採して死んでからの年数を炭素周期測定器などを使って鑑定すれば伐採年が、±3年くらいの精度でわかるのである。案外、木はうそをつかないものである。そこまで検査する人がいるのも、実は私たちのような保護活動家よりも、購入したユーザーさんに多く、現在民事訴訟(材質偽装による返金や返品また精神的苦痛などの損害賠償)も起きており、実のところ、材質にいちばんうるさいのは、エンドユーザーのお客さん(演奏者)などであり、無頓着なのは販売している業者や店舗のほうなのが、実態である。

なお、リュウキュウコクタンだからよいわけではなく、同じ黒檀でも外国産の実が締まって詰まりきった上質材には並みの八重山黒木では太刀打ちできなかったり、する出来上がりなどまま有る話であるが、実際の単価が高いのはその希少性から八重山となっているだけであり、仮に二十万円の緩めの八重山黒木の三線があったとして、横にまったく同じ値段の二十万円の外国産黒檀の同じ作者の同じ型の三線が並んでいたとした場合音色は、外国産のほうがよくて当然である。が、希少性からみれば、八重山黒木のほうが、希少であるが、音色の保障までは、もう一丁の外国産ほど保障できたものではない。これは、ごく当たり前の話である。

八重山に限らず、どこの産地でもよいが、三線に向いている材質は超硬質木であり、当然黒檀や、ローズウッドのうち昔から沈木に該当する「本紫檀」「手違い紫檀(テチ)」でしか、難しく通常超硬質木の唐木に入らない「ゆし(イスノキ)の実つまり芯材」が使われてきており、よく見るチョコレート色やこげ茶のものなどはいわば、手軽に買える代用材であり、含まれる、八重山黒木の細かなウズラ目(ウジラミー)が入ったような、強烈に締まった材などは、八重山黒木をも超越する金額での取引は当たり前となっている。(つまりそれだけ出現率の低さはハンパではない)案外知られていない隠れ名材となっている。なお一部メジャー系三線解説HP上において、「紫檀の手違い」などと称して、手違い紫檀という種類を「本紫檀の偽物」かのように扱っているサイトが目に付くが、そもそも手違い紫檀は本紫檀と同等に扱われており(やや、手違い紫檀のほうがやや廉価であった)手違い紫檀の「手違い」とは「偽物」を意味していない。「本紫檀」に対して、ほぼ同じ強度を持つのに、(実際の気乾比重は同じ)色味は浅く木目は複雑に出ているため、「手の違った(本)紫檀」を意味しており唐木指物や仏壇細工、欄間細工の世界においては、複雑な木目から鮮やかできれいな木目を出す手違い紫檀のほうがこのまれて使われ、日本三味線の世界においても、昔は、現在の最高級品である、紅木紫檀(レッドサンダルウッド別名、元来の意味においてのカリン、レッドサンダー)より、一段廉価でやややわらかい材質として重宝されていたが、現在の市場価格において、紅木、本紫檀、手違い紫檀とも原木では価格がほぼ横並びである。しかもいずれの材質も枯渇しているのであえて紅木には、純金細工や象牙などさまざまな細工を施し、紫檀材には少し使用する材質や細工を一段落とすことで、事実上値段の差をつけている。現在紅木も二種の本紫檀も手違い紫檀も入手困難なのには変わりない。前出の「沈木」とは「水に沈む木」という意味であり、目安は気乾比重1.0以上の超硬質木をさす、まれに黒檀でもあまりに肥沃な土地で急成長したものはたとえ芯材であっても、比重が1.0に届かず、厄介者となる。

なお、黒檀に次ぐ材質的な感覚で、沖縄県内で生産されている「紫檀」とは、唐木細工の世界において(日本三味線を含む)紫檀をさしていない。むしろ、西洋楽器や家具の細工の世界で呼ばれるローズウッドが雑多に使われ、おもな取引先に中国が過去にあった経緯からいって、中国でよばれる「紅木」が該当するようで、東南アジアだけでなく、南米やアフリカ産のローズウッドを広範囲に「紫檀」と定義することで、日本の唐木細工でいうところの「本紫檀」や「手違い紫檀」や「紅木紫檀」や現在「インドローズ、紫檀(カリン)」などの高級材を外して比較的廉価なローズウッドを使用しており、前に使った材質の値段が、高くなるとより安い廉価なローズウッドに移行することで、「紫檀三線」なる品目を維持しているようである。なお、私が、本紫檀の三線を最後に見たのは故福峯衆司氏が五年ほど前に製作し、販売しようとしていた福峯氏が趣味で内地の日本三味線店から購入してきた本紫檀を削って作ったものであり、蛇皮一枚張りで、「八万で売ろうと思うが」といって持たせてくれたずっしりと重いものであった。

ここで注意してほしいことがあるのですが、世界の環境団体が、唐木や楽器細工や家具細工などにおいて世界中で、極端にこれらの材質を消費している国家の一位が「中国」であり、二位が「日本」であり、三位以下を圧倒的に突き放す消費活動をしており、再三監視活動による注意喚起などが、日本国政府に対し行われてきましたが、ほとんど再考している各種業界団体が無反応で受身などに対し多大なる森林保護基金を拠出したのは、日本の木材や製紙業界の大企業やその関連企業ばかりであり、黒檀やローズウッド、紫檀などを消費する業界が全くもって、保護活動に対し、消極的であり具体的に使う材質となる樹木の植林などを行う団体などは皆無でありそれぞれの業界の中で、一部の危機感を抱く有志が個人的に植林や保護をしている程度である。これは国内材でも同様である。

 

ひとつだけいえることは

 

「使い尽くす前に、増やすことを考えよう」

 

この、行動ができなければ三線を含む日本の黒檀や紫檀を使う業界は近い将来壊滅すると考えている。

伝統文化を守る気があるなら、その伝統文化に使う必要な材料をも守っていかなければ、文化そのものが消滅すると考える次第です。

 

WWFジャパン正会員:山内朝喜

WWFID:2011060208

2011/12/19AM09:52記入

 

 

 

黒檀は絶滅の危機にある世界的監視対象樹種です。

歴史的にも現在も販売されている三線には「各種黒木」や「縞黒」、「カマゴン」、「真黒」などさまざまな名称の「エボニー(黒檀類)」が使用されています。しかし、あまり知られていませんが、黒檀類そのものが、絶滅の危機にあり世界的監視対象樹種に指定されています。

絶滅危惧種指定するやり方には2種類有り、一番有名なのは三線や胡弓などの皮として使われているビルマニシキヘビ皮を輸出国の許可書なしでは商用取引ができない付随書Ⅱに指定しているワシントン条約(CITES)が有名です。

これは絶滅危惧の度合いにより付随書Ⅰ~Ⅲの分類することで加盟国家間の輸出入において段階区分において連携して規制や管理する強制力を持つものです。

もうひとつの指標として、ワシントン条約とは別の観点において、その動植物がどのくらいの程度で絶滅の危機に瀕しているのかを示し、世界の加盟国家に対してその生物がどのくらいの絶滅の危機に瀕しているのかの度合いをリストアップし分類することで、独自に危急性などを示す認定機関として国際保護連合(IUCN)レッドリストが有ります。

どちらも世界自然保護基金(WWF)やその監視機関Trafic(トラフィック)などの世界的自然環境保護団体による調査監視対象を認識する目安になっています。

現時点で黒檀類(エボニー)は産地を選ばず、樹種単位でIUCNレッドリストの「EN(絶滅危惧種)」と「VU(危急種)」にリストインしています。現況として世界での最大の黒檀類大量消費二大国家として「中国」と「日本」が各産出国や日本に設置されているトラフィックなどにより明らかにされ、世界の各自然環境保護団体からの調査監視対象国家となっています。

また、その結果もたらされた情報により、WWFなどの複数の調査機関を持つ団体よりワシントン条約の付随書Ⅱに指定するよう勧告や要請が出されており、CITESにリストインさせる検討がなされています。

ですから、私たち黒檀類を使用して製作する楽器を演奏する人間として最低限留意しなければいけないことは、

「自分たちが使っている楽器に使用されている「棹」や「皮」などの主な材料がともに絶滅の危機に瀕している生物を使用しているものだということを認識し、いかに希少なものを利用した楽器を購入し使用しているのかを認識すること」により、できるだけ希少材料をできるだけ乱脈に使用しないよう心がけ、植林や、過剰に製作することを極力抑えながら、保護していくことにより、次世代もそのまた次世代にもこれらの材料を使用した楽器を利用していける自然木材環境を維持するようにできるか常に留意しておくことが必要かと思います。いくら値段が安かろうが、高かろうが、その材料となる樹木の生物としての絶滅の危機の度合いは世界的に見た場合大差ないのです。その値段の上下は、産出国からの輸入時の仕入額の上下に起因するものであり希少具合を示す指標には現実的になりえないのです。(日本円での単価は安くても産出国の物価さえ安ければ、いかに希少な材料でも廉価で入ってくることもありえるのです。

三線の材

黒檀類(エボニー材全般):IUCNレッドリストCR、EN指定

ビルマニシキヘビ(蛇皮):ワシントン条約付随書Ⅱ(産出国の輸出許可書を必要とする絶滅危惧品種)

上記ワシントン条約付随書や国際保護連合の指定する「監視対象樹種」に対しては全世界の自然保護、環境団体により重点的に査察調査されており、ワシントン条約批准している国家や各業界に対して要求され、啓発されていることは「これらの(各種指定されている)樹種については必ず認証された木材を選ぶか代替材を選択するべきである」とした上で、監視査察活動が断続的に続けられており、もしその世界的規制や認証行為を無視したような乱脈な大量使用が続くと、より拘束力の強い規制が世界的にかけられることとなります。

もうすでに、動物としてはビルマニシキヘビがその対象となっています。(現在対日本輸出に対する許可書を発行している国家はベトナムのみです。)

黒檀類も現在ビルマニシキヘビ同様に、より強制力の強い保護規制をかけざるを得ない状況となっており世界の団体から断続的に監視されています。(現在黒檀類の材木となりえる体積(大きさ)にて輸出許可書を常時発行している国家はベトナム、タイ、ラオスのみです。(ただし違法伐採の押収品の黒檀類を臨時で制限付きで国家が売却をする場合も限定的に有ります。また、常時押収品を利用した小物細工などに限定して輸出許可をしている国家はフィリピンなど多数あります。)

 

みなさんここで考えてみてください

 

「今はあるからいいじゃないか。普通に売っているからいいじゃないか」

 

ではなく、少し観点を変えてみてください、世界的にほぼ無いものが有るということは近い将来必ず絶滅し、無くなります。

動植物などの生物は絶滅したら二度と生きかえりませんし、生えることも無ければ採取することもできないですし、復活は有り得ないのです。

またこういった考え方もやめてください。

 

「ならば今のうちに大量に買っておいて、先々高くなってから売ればいいではないか」

 

このような考え方でいると、よりその生物の絶滅への速度が加速し、また、仮に今作ることができても黒檀材などの材質も生き物ですから、おおむね製作してから200年も経過すれば変形や割れなどにより演奏は不能となるでしょう。

なので、今こそ自分の持つ楽器を大切に考えてください。

注釈:ワシントン条約(絶滅の恐れの有る野生動植物の国際取引に関する条約:CITS国際保護連合(IUCN)

主な監視機関(森林破壊)「グリーンクロス」「熱帯雨林同盟(REINFOREST ALLIANCE)」:地球の友「グリーンピース」、世界保護基金(WWF)などの世界NGO団体

具体的大規模調査機関「世界動植物保全監視センター(WCMC)」「国際自然保護連合(IUCN)」「国際熱帯木材機関(ITTO)」

木材管理認証機関「木材管理協議会(FSC)」が世界的にもっとも重要な認証制度の役割を果たしている。また熱帯雨林同盟や森林倫理(FOREST ETHICS)などの環境保護団体の大半が基本的にFSC制度とそのロゴマークの普及に努めており、消費者に認証された供給者から購入するように促している。(認証された木材にはFSCの紋章とロゴマークが押されている。)

そのほかスマートウッドやエスジーエスなど世界中の第三者認証機関や森林経営企業、木材加工業者、木材を主原料とする製造業者に対する監査において、エフエスシーのガイドラインを利用している企業は認証されると監査の結果に応じて一部の製品またはFSCのロゴマークをつけることが許される。

その他にも認証団体はあり、

CSA(カナダ企画協会):メイプル材など

MTCCマレーシア木材認証協議会):黒檀類、ローズウッド(紫檀類含む)、ゴムの木など

SFI(持続可能な森林イニシアティブ):黒檀類、ローズウッドなど

PFC(森林認証プログラム):ヨーロッパの森林材認証団体

LEI(インドネシアエコラベル協会):黒檀、ローズウッド、ゴムの木など

 

○IUCN「国際自然保護連盟」(世界各国の国、政府代表、非政治組織(NGO)など約900の団体で組織されている連合組織。国際自然保護連合は、ケンブリッジにある世界動植物保護センター(WCMC)と密接につながっており、絶滅危惧動植物に関する専門書籍や図鑑の出版などを行っており、情報集中機関として機能している。

重要:根本的ルールとして規制がかかる前に捕獲伐採された動植物の皮をすでに輸入されているものに限定してその国家内のみで使用することにおいてなんら規制はありません。ただし、規制前と偽装する例が多く、本当に規制前の輸入品なのかどうかサンプリング調査により産地とされる固体DNAの傾向と一致するか、また伐採時期を特定する測定器を利用した方法によりかなりな精度でうそは見抜かれて報告されています。実際、その手法により日本国内で民事訴訟に発展した例が近年多数でています。よって真偽のほどは、事実上販売の上ではかなりの範疇で「販売者の善意の説明」に任されておりよほど問題が無い限り、調査対象になることは製品に対しては少ないです。(適宜に不正な販売がなされていないか実地調査やモニタリングがなされている程度であり、その状況や情報の蓄積により、国際機関の本体が結果をまとめて規制などの関係資料として採取している状態です。)

 

これは基本的な日本国内法の話ですが、いかなる理由においても自然に生えている樹木の伐採には種類を選ばず、国からの許可が必要であり、個人所有林の所有者の判断による伐採以外、国に無断で伐採すると処罰されます。(市町村などの自治体の所有地や所有林などは自治体の許可)これは当たり前の話ですが、その上で沖縄県条例でリュウキュウコクタン、ヤエヤマシタン、ハマシタンなどは条例により伐採が禁止され、より厳しく規制されており、処罰される対象となります。

 

 

「私は使うもの、時に売るもの、加工するものとして使用する材質の保護監視監視活動に携わりながら、積極的に扱いや各種材質の産出国の状況に留意しながら、植林などの具体的活動を支援しています。」

 

WWFジャパン正会員:山内朝喜

WWFID:2011060208

2011/11/14AM11:05記入